こんにちは。
3年前に超簡単!効果大!かおり流「外国人との交渉術」
を書きましたが、今回はそちらをなぞりながら、
再び書きたいと思います。
交渉術における方法は基本同じですが
3年経って、アップデートが出来ることがあれば
いいなと思っています。
かおり流「日常使いの交渉術」
何度かこちらでも書いていますが、私はビーガン(ヴィーガン)です。
もともと玄米菜食で、自宅では長らく完全菜食主義でした。
ですが、ニュージーランドに2年連続訪れるまでは
外食では肉魚乳製品卵など何でも食べていました。
今は外食でも動物性食品はなるべく摂らないため、外食に頭を悩ませています。
現在、日本を訪れる3000万人の観光客のうち5%は
ベジタリアンやビーガン(ヴィーガン)と言われますが、
乳製品や卵を食べないビーガン(ヴィーガン)はかなり困っているようで、
私が属しているコミュニティでも日々質問と回答のやり取りがされています。
今回は先日、沖縄県の宮古島に初めて訪れる前に行った交渉についてまとめてみました。
宮古島についても後日シェアしたいと思います。
交渉の心得はいろいろな場面に応用できると思います。
日常的に使っていただきたいので、ぜひお試して頂けたら幸いです。
3年前に書いた記事は外国人とのメールでの交渉術でしたが、相手が日本人でももちろん同じです。
そちらの記事からも何かヒントを得て頂けたら幸いです。
前回と今回の違いは日本人と外国人、メールと電話です。
私が交渉で得られたこと
1.平日限定ベジタブルコースランチを休日に、しかも平日価格で
2.高級リゾートホテルのレストランから私だけのためにメニューにはないビーガン(ヴィーガン)コース料理を提案される、しかも予算より低く、しかも宿泊客でもないのに
3.アーリーチェックイン、好きな時間にピックアップ付き
4.周りに何もない!コンビニまで無料送迎
5.レストランや海まで無料で送ってもらう
6.レストランが無料営業延長、しかも私たち二人だけのために
7.観光センターでもないのに、バス会社オペレーターと数十分会話してとっておきの観光情報を入手
8.感動
9.つながり
交渉を成功させる7つのコツ
その0:感謝の気持ちを忘れない
交渉は相手から奪うものではなく、感謝の上に提供していただけるものであることを忘れてはいけないと私は思います。
時間も手間もかかることを無償で提供していただけるのは、相手に感謝が伝わってこそ得られるプライスレスな贈り物です。
その1:依頼する前から諦めない
ホームページに書いてある(書いてない)から無理だろうと、
諦めてしまうと、得たい結果は得られません。
お願いするのは無料!
交渉はコミュニケーション。
交渉そのものを楽しむことが大切です。
気楽に連絡してみることをお勧めします。
その2:笑声でハキハキ明るく元気よく
電話での交渉、コミュニケーションはハキハキ明るく元気良くが基本です。
声から、すべてが伝わってしまいます。笑声を意識して!
その3:お礼は何度でも伝える
ありがとうを何度も口にして、声にも感謝の気持ちを込めることをおすすめします。
ありがとうは魔法の言葉。相手のモチベーションを引き出します。
一対一の人間同士のやり取りです。
心を込めて、感謝の気持ちは何度でも伝えましょう。
何に対して感謝しているかを具体的にすると、より一層気持ちが伝わることでしょう。
その4:名前を呼ぶ
電話でもメールでも必ず相手の名前を呼びましょう。
名前があるとないとでは大差があります。
あくまで○○さんと私(またはあなた)との大切な会話であり、時間です。
大切な人との大切なやり取りをしているような気持ちが重要だと私は思っています。
その5:自分は「誰」で、「何を」「なぜ」求めているかを相手に簡潔に伝えること
例えば、高級ホテルのレストランでビーガン(ヴィーガン)料理を食べたいと思ったとき。
私は自分がビーガン(ヴィーガン)であることを先に伝えます。
また、ビーガン(ヴィーガン)とは何で、何は食べない、可能であればこうしてほしいなど、簡潔に要望をまとめます。
特に最初は話を複雑にし過ぎないことが重要です。
その6:相手が受け入れやすい簡単な交渉から行う
私たちは大きな依頼を受け入れることは躊躇しますが、小さい依頼なら何とかしたいという気持ちになりやすいです。
今回、私は同じ高級ホテルで昼と夜の2回、食事をしようと考えました。
そのために、まずは相手がOKを出しやすい簡単な交渉から行いました。
平日限定とは言え、もともとあるメニューなので、週末に提供していただけるように交渉しやすいです。
実際に提供して頂けた平日限定ランチ。
画像ではわかりづらいですが、サラダの量がものすごくボリューミーでお腹いっぱいになりました。
もちろん、どのお料理も美味しかったです。
感謝は言葉だけでなく態度でも示す
予約した時間を守り、笑顔で訪れることで、言葉だけでなく態度でも感謝を示すことが出来ます。
相手に要望に応えて良かったと思ってもらえるお客さんになれたらいいなと思っています。
当初、昼食、夕食のみの予定でしたが、対応が素晴らしく
また美味しかったので、宿の朝食をキャンセルさせていただき、
こちらで朝食も利用しました。
宿の方が7時半に送ってくださり、感謝です。
その7:相手が答えやすい簡単な質問からする
アンケートの基本でもあるのですが、通常、答えやすい質問が最初に並び、次に考えて答える質問が出てきます。
交渉もアンケートと同じ。
簡単に答えられる質問やお願いから先に始めましょう。
その8:依頼ははっきりと
おかげさまで総合インフォメーション担当者の方が間に入ってくださり、シェフが私ひとりのためにメニューにはないビーガン(ヴィーガン)コースを特別に提案してくださいました。
しかもお願いしていた予算より安く!
しかも宿泊客でもないのに。
私だけのビーガン(ヴィーガン)メニューを送ってくださり、
ご飯があればさらに嬉しいと思い、追加してもらいました(笑)
追加料金なしでした。良心的!
私、ご飯が大好きなのですっ。
あれば玄米がいいとお伝えしましたが、なかったので白米をご用意くださいました。
もちろん、大喜びの私です。
夕食に実際に提供いただいたのはこちら。
メインの豆腐ステーキがとても美味しかったです。
もちろん、サラダもスープもデザートも美味でした。
その9:要望を伝えた後は相手にゆだねる
重要なのは要望を伝えた後は相手にゆだねること。
間に一人入っての交渉はやや難易度が高いですが、間に入ってくださる方との関係性を構築できていれば、こちらのために交渉してくださいます。
実は交渉の途中で「宿泊のお客様ですか?」と聞かれて、「いいえ」と返事をした時はドキドキしましたが、宿泊客ではないからといった理由で断られることはなかったです。ほっ。
関係性を最初に作れたおかげかもしれませんね。感謝です。
当日、総合インフォメーション担当者の方とお会いでき、直接感謝の気持ちをお伝えできて良かったです。
電話やメールから伝わっていた通りの素敵な方でした。
その10:初めてを伝える
少し気恥ずかしいですが、効果的なのでおすすめします。
ホテルやバスと言った観光業の皆さんが喜んでくださる「初めて!」というセリフ。
相手が大切にしている、または携わっている「ものやこと」、「サービス」などに対して、興味があります、初めてです、楽しみです、と伝えることはとても喜ばれます。
何とか力になってあげたい、という気持ちになってもらえることが多いです。
今回も皆様の温かいお気持ちに感動させられました。
恥ずかしがらずに、喜びを示して、サポートを受けましょう。
Q.私が女性だから特別扱い貰えたの?
A.いえ、私はそうは思いません。
交渉上手な男性陣が私の周りにはいらっしゃいます。
意識的に相手に感謝や尊敬を込めて、コミュニケーションを取ってみてください。
相手に伝わることが大切です。
私にとって交渉はコミュニケーションなので、あまり気を張らず、楽しんで会話していますよ。
交渉は一つ上のコミュニケーションスキルかもしれませんが、日常的に使用していると、上手になっていくと思います。
基本のきは感謝と尊敬です。
感動は期待を超えた時、生まれる感情。
相手と深く会話が出来るメリットを感じて頂けたら嬉しいです。
最後に
交渉に応じてくださった相手に会えた時はお礼を忘れずに。
メールやはがきを送ると、さらに喜ばれそうですね。
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プライベートレッスン、グループレッスン、
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頭で理解する以上に、大切なのは実践。
実際にワークで練習して身に着けてくださいね。

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ワールドビジネスソムリエ合同会社
代表 宮崎香理