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マーケティングコンサルタントが行く!奥が深い多言語国家スイス

こんにちは。

ワールドビジネスソムリエ合同会社 代表
MBAマーケティングコンサルタントの
宮崎香理です。

先月、セミナーを受けにヨーロッパに行ってきました。
スペインに続いて、スイスについてまとめます。

スイスと言えば〇〇。〇〇に当てはまるものは?

皆さんはスイスについてどのような印象をお持ちですか?

スイスと聞いてざっと思いつくのが

金融大国、プライベートバンク
チョコレート
アルプス(スキー、登山)
世界遺産
ネスレ
ドイツ語
物価が高い

スイスには某企業のCEOのアポがあり、出かけましたが、そうでもなければ、一人で行くことはなかったでしょう。

3月のスイスは真冬で、厚手のコート、マフラー、手袋、帽子などで防寒対策をしている人が多かったです。寒すぎると、外で観光することも大変なので、個人的には4月以降、出来れば5月以降が気候的には良いのかなと思います。

気候が良いシーズンに出かけることがあれば、次回は登山やハイキングを楽しみたい。

スイスについて知っておくべき16のこと

ここではスイスのジュネーブについて主に述べます。

1.一般事情*外務省ウェブサイトより引用

国土: 4.1万平方キロメートル(九州と同じくらい)
人口: 842万人(2017年,スイス連邦統計庁)
首都: ベルン(人口約14万人)(2017年,ベルン市統計局)
言語:独語(63%),仏語(23%),伊語(8%),ロマンシュ語(0.5%)(2016年,スイス連邦統計庁)
宗教:カトリック38%,プロテスタント26%,その他キリスト教5%,イスラム教5%(2016年,スイス連邦統計庁)

2.在日及び在スイス*外務省ウェブサイトより引用

1.在日スイス企業は約150社で機械,精密機器,化学製品,医薬品の輸入関連企業が多い。
在スイス日系企業は約200社で,主な進出先はチューリッヒ,ジュネーブ。

日本の貿易総額に占めるスイスのシェア 輸出:0.5% 輸入:1.3%
スイスの貿易総額に占める日本のシェア 輸出:2.5% 輸入:1.4%
(出典:財務省貿易統計,スイス関税庁)

2.在留邦人数:10,614人(2016年10月現在)
在日スイス人:1,077人(2017年6月,法務省在留外国人統計)

3.投資先としてのスイスの魅力*外務省ウェブサイトより引用

投資先としてのスイスの魅力
・欧州の中心部に位置するという地理的利点
・語学に堪能で勤勉な国民性
・低い法人税率
・柔軟な労働法制等

4.多言語国家

ドイツ語圏以外に、フランス語圏やイタリア語圏、さらにミックスのエリアまであります。

ドイツ語圏やイタリア語圏から出張や旅行でジュネーブに来ている人もいて、彼らと話していると、とてもインターナショナルな国であることをしみじみ感じました。

「お互いのエリアを訪れれば語学留学が出来る」とイタリア語圏の人から聞いて、驚きました!

それぞれの地域の公用語が異なる場合はやはり英語を話しますが、色々な言葉を操ることが出来て羨ましく感じました。

ジュネーブはフランス語
私が訪れたジュネーブはフランスのすぐ隣接しており、公用語はフランス語圏だったので、フランスに来たような気分でした。バスに乗るにも券売機はスイス語表示しかないため、頭がパニック。

皆さん英語も話されますが、基本はフランス語のようです。なお、電車の券売機は英語表示が選べます。

市内観光をドイツ語圏から来た方としましたが、彼も街中にあるモニュメントやちょっとした看板がすべてフランス語で書かれているので、「読めないよ」とぼやいていました。ドイツ語圏を訪れたら同じことがドイツ語で体験できるかもしれませんね。

見えづらいですが、入り口を意味するENTREEとあります。

5.エリアによって時間感覚が異なる

スイスは4つの言語エリアがありますが、性格も異なるとのこと。ドイツ語圏から出張で来ていた人と一緒に観光をするため、スタバで待ち合わせをしましたが、出掛けに日本とのやり取りなどでバタバタしてしまい、遅れると謝罪メッセージを入れたのに、友人はスタバにいませんでした。その後連絡をしたらすぐに戻ってきてくれましたが、友人が一言。「僕たちはドイツ語圏だから時間には正確。君たち日本人もじゃないの?スイス人は会議もいつも遅れてきて、悪びれることもしないんだ。」と苦言。ごめんなさい。

6.公共交通機関「電車に乗る」編

スイスのジュネーブの空港からの移動はタクシー、電車、バス、レンタカーなどがあります。
バスの停留所が宿泊地から徒歩数分だったため、バスを利用しました。
バスと言っても、日本のバスと異なり、2台、3台とつながっていて、本数も多く、まさに市民にはなくてはならない存在です。

車内には電光掲示板があるため、自分がどこで降りればいいか一目瞭然。

なお、停留所にも電光掲示板があります。

スイスの券売機

スペインのATMで出てきた50ユーロが券売機で使えなかった経験を活かし、スイスでは細かい紙幣が出るように金額を設定しましたが、なんと、バス乗り場の券売機で使えるのは小銭だけでした。ユーロも使えましたが、あいにくスペインで空港へのタクシーで運転手にすべてあげてしまいました。

そのため、スペインに続き、スイスでもクレジットカードで切符を購入することに。

両国でいかにクレジットカードが身近であるかを体験しました。

なお、宿泊の最寄停留所まで3フランほどでした。ざっくり1フラン110円とすると、330円くらいです。

空港から1本で時間も20分ほどだったと思います。

教訓:ユーロのコインはとっておこう。スイスでも使えるところがある。

7.宿泊はAirbnbとスーパーマーケット

スーパーの閉店時間は7時
スペインはセミナー会場と同じホテルに宿泊でしたが、スイスでは民泊にしました。
住むように旅するのが私流。ホテルと異なり、キッチンがあるので、スーパーマーケットで食材を調達するのが楽しくなりますよ。品揃えや物価から見えてくることがたくさんあります。買い物を楽しんでいると、係員の方が話しかけてきます。なんと7時で閉店。自宅近くのスーパーでの話です。他はもっと遅いかもしれませんが、驚きました。慌ててレジへ行きました。

スイスの物価は高い?
高い高いと聞いていた物価ですが、日本よりは高いです。
アボカドが3フラン弱。他の野菜も日本と比べて割高でした。
一方でパンは1フランからと手頃。

スーパーで見つけたおにぎりとお寿司。

正しい民泊の方法
個人宅を訪れるのは毎回迷わず到着出来るか、ドキドキです。
そこで、事前にチェックすると良い項目をご紹介します。

・予約前に必要なものが揃っているか確認する。(私の場合、Wi-Fiが必須。さらに立地も重要。)
・予約前に空港や町のアクセスを確認する。
・予約前に詳細な道順を教わる。
・家の目印を確認する。
・家のWi-Fiとパスワードを確認する。
・Googleマップで道順をスクショ、または印刷する。
・GoogleマップのGPS機能をオンにする。

家主の皆さんは慣れてるので、質問しなくても教えてくれることがありますが、出国前までに上記を確認することをおすすめします。

8.ジュネーブで一人暮らしを満喫

今回のお宅はアパートのワンルームで中心地から徒歩20分。行きは徒歩、帰りはバスを利用しました。
横長の部屋で奥からキッチン、寝室(2階建てベッド)、書斎、お風呂とトイレがありました。
家主は旅行中でいなかったので、貴重なスイス一人暮らし体験を楽しめました。

9.ホットチョコレートが美味しい

ヨーロッパはチョコレートが美味しいお店が多いですよね。私も初日にとても素敵なチョコレート専門店でお茶しました。ごちそうになったので、値段は不確かですが、ホームメードのホットチョコレートとチョコレートケーキで10フランだったと思います。かなりコスパが良いです。

老舗のMartelというチョコレート専門店で、カフェと併設しています。
チョコレートケーキ以外にマカロンもあります。なお、ホームページはフランス語のみ。

ホームメードのホットチョコレートでない場合は温められたミルクとインスタントチョコが出されました。

市販のよりは良いチョコなのでしょうか?

なお、空港ラウンジにもホットチョコレートはありました。ヨーロッパ圏の空港ラウンジではホットチョコレートがあるところが多い気がします。

10.九州と同じくらいの小国ながら、世界遺産は12個

9カ所の文化遺産と3カ所の自然遺産があるスイス。

文化遺産
・Corseaux ル・コルビュジエの建築作品 2016年
Basel アルプス山脈周辺の先史時代の湖畔住居群 2011年
・La Chaux-de-Fonds ラ・ショー・ド・フォン/ル・ロックル 時計産業都市計画 2009年
・Chur レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観 2008年
・Lauvaux ラヴォー地区の葡萄畑 2007年
Bellinzona ベリンツォーナ 3つの古城と街を囲む城壁 2000年
・St. Gallen ザンクト・ガレン修道院 1983年
・Bern ベルン旧市街 1983年
・Muestair 聖ヨハネ・ベネディクト会修道院 1983年

自然遺産
・Jungfraujoch with the Sphinx Laboratory, Bernese Oberland・Naters
スイスアルプス ユングフラウ – アレッチ 2001年、2007年(エリア拡張)
・Engi スイス・テクトニックアリーナ・サルドーナ 2008年
・Mendrisio サン・ジョルジオ山 2003年(2010年エリア拡張)

11.ジュネーブおススメの観光スポット

ジュネーブはチューリッヒに続いて、スイス第2の都市。中でもジュネーブと言えば美しいレマン湖。

郵便局と隣接する観光案内所ではおしゃれなマップをもらえます。
分かりやすいのでおすすめです。

モラ広場
ブランド店が軒を並べます。

モンブラン橋
橋を渡ると旧市街へ。

ジュネーブ旧市街
古いたたずまいが厳かで素敵です。
協会にも入ってみましたが、大きくて威厳がありました。

フラワー時計。
橋を渡ってすぐのところにあります。

ジュネーヴ美術・歴史博物館
1903〜1910年に建てられた重厚な建物そのもの見ごたえがある美術館。
5フロア、約7000㎡のスペースに考古学、美術、工芸などの約65万点から約7000点が展示され、無料とは思えないたっぷり楽しめました。コインが戻るタイプのロッカーもあるため、身軽になって楽しむことをお勧めします。

不思議な木。

市内観光。

おしゃれな建物。タイヤモチーフが目に留まります。
こちらでセミナーを受けてきました。

ポリスカー。

ホットチョコレート。インスタントの場合、自分で作るようです。

お昼近かったのですが、ランチは提供してもらえず、代わりにバターを塗ったパンを注文してくれた友達に感謝。
美味しそうなお店を探してくたので残念。

その他、アリアナ美術館、美術・歴史博物館、ジャン・ジャック・ルソーの生家、ヴィクトリアホール、パティック フィリップ時計博物館、シテ・デュ・タン、サレーヴ山、サン・ピエール大聖堂などもあります。

12.斬新すぎるゴミ箱

袋が覆われていないごみ箱を初めて見ました。

13.クレジットカード払いもOKな公衆電話

おしゃれ。

14.地上階は0階。2階は1階

中学の英語の授業などで学んだことがある方が多いかもしれませんが、笑い話で1階で待ち合わせね。と言って、一生会えないパターン。スペインもそうですが、スイスを含むヨーロッパは1階を地上階とするため、1階が日本でいう2階になります。

15.エレベーターの前に扉!

イタリアでも見たことがありますが、実はこの扉の向こうにエレベーターがあります。私が借りたアパート一室が最上階だったため、下のボタンのみシンプルに設置されています。

使い方としては到着後、自分でドアを開けると、エレベーターが開き、ドアを閉めて、エレベーターのドアを閉めます。

16.スイスのスターバックス

恒例の「世界のスタバで価格比較」の時間です。

スイスのキャラメルマキアートのトールサイズを調べるのを忘れていました。。。
インターネットで調べたところ、2016年当時は約900円だったとのこと。

日本の420円と比べると倍以上になります。ちなみにタイは約520円。スペインは約530円。

スイスのスタバは高いですね。

スイス×多言語×金融大国

いかがでしたでしょうか。

簡単ではありましたが、知っておくべき16のことをまとめてみました。

交通費も外食費も高いので、日本人にとってはお財布の紐がきつくなりそう。
とはいえ、無料で楽しめる施設や観光スポットもたくさんあります。

今回は訪れなかったローザンヌ地方もおすすめです。
電車に乗れば割とどこへでも行けます。

ぜひ、暖かい気候の時に山や別のエリアなどを訪れてみたいものです。

最後にジュネーブの空港ラウンジをご紹介します。

プライオリティパスで利用できます。

今まで各地でラウンジを利用してきましたがここはとてもリッチ。

なぜならスイス航空のビジネスクラス用だからです。
なお、ファーストクラス用は別にあり、そちらは利用できません。

料理、飲み物、室内は撮る暇がありませんでしたが、中途半端な時間帯のためか、割とシンプルでした。
お肉料理ももちろんありましたが、私は野菜スープとパンとスパークリングワインとジュースを頂き、満足。

マーケターとして、日本の空港ならどんなサービスが適切かなと考えました。

目の前で着物の女性がお茶を点てたら喜ばれるのでは?
和菓子と一緒に出してみてはどうか?
華道のレッスンをしてみてはどうか?
*持ち帰ることが出来なくても、素晴らしい思い出になりそう。
画像をアップしてくれること間違いなし。
日本舞踊の練習をしてみてはどうか?
習字の教室を開いてみてはどうか?

など、考え始めたら楽しくなりました。

2020年のオリンピックに向けて、外国人観光客に日本=〇〇を訴えるチャンスはたくさんあります。

あなたのお店で出来る日本ならではの有形無形のサービスは何ですか?

それがあるから、あなたのお店に来ましたと言われたら嬉しいですよね。

ご相談はお気軽に

欧米から日本への観光客も増えています。
六本木だけでなく、渋谷、新宿、銀座を歩いていても、外国人観光客の多いこと。

彼らに向けたビジネスチャンスはたくさんありますね。

何かしらヒントになれば幸いです。

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