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インタビューで知る!世界の子育て【スウェーデン編】

こんにちは。 ワールドビジネスソムリエ合同会社代表の宮崎香理です。

突然ですが、質問です。

皆さんは両親や先生に褒められて育ちましたか?

私は両親から褒められた記憶はほぼありません。

中学生の頃に英語でほぼ満点を取ったときもやはり褒められず、「うちの母は褒めてくれないんだ」と察しました。

勉強を強制はされませんでしたが、私立中学のチャンスをくれましたし、子どもたちの主体性を大切に育ててくれた母に感謝しています。

大人になり、母親といろいろと話し合う機会があり、母は子供の頃からがんばりやさんで、長女として家族の中でも苦労していたことを知りました。 子どもや夫をあまり褒めないのは彼女自身が子どもの頃から両親や祖父母から褒められたことがないからかもしれないと感じました。

言葉で子どもに説明する方法が分からなかったのかもしれません。

誰かにされたことがないことを自分が誰かにすることは簡単なことではありません。

時代が変わり、褒め育という言葉も見聞きするようになる一方で、虐待のニュースを見聞きすると、心が張り裂けそうになります。

「褒める」がもたらす効果は家庭だけでなく、職場でも非常に高いと私自身は感じているので、ワークショップや講演を通して広めていきたいと思っています。 褒め上手、受け取り上手な大人を増やして、日本中に笑顔が少しでも増やせたら嬉しいです。

インタビューで知る!世界の子育て【スウェーデン編】

前置きが長くなりましたが、「我慢強さ」や「謙虚さ」が美徳である日本人と比較して、世界の子育てはどうなのだろうかと思い、外国人の友人にインタビューやアンケートを取らせてもらうことにしました。

第八回はスウェーデン編です。

Hさんは3度来日経験があるスウェーデン在住のスウェーデン人男性33歳。赤裸々に多くを語ってくれました。今回、私が特に気になったセリフは 「褒めることも支えることも大事」です。

それではお楽しみください。

ご両親はHさんが小さいとき、褒めてくれましたか?

私が子どもの時、両親が私を褒めることによって、自信を持たせようとしていると感じていました。テストで良い点数を取って帰宅すると、両親はいつも私を褒めてくれたことを覚えています。と同時に、両親は良くない点数を取った時も、私が努力する限り、世界の終わりではないと明確に伝えてもくれました。

両親は私を褒めることで良い結果をもたらし、失敗への恐れを除きたいと思っていたのでしょう。

ご両親は大人になったHさんを褒めてくれますか?

最近は両親とあまり話しませんが、褒めるに値することがあれば、今も私褒めてくれます。

お母さんはどのように育ててくれましたか?

母は先生だったので、時間を作ってはいつも私の姉と私の宿題を手伝ってくれましたが、私たちと過ごす時間が十分ではないと母はストレスを感じていたこともあるようです。 
母は私たちきょうだいを大いに褒めてくれましたが、時々私たちや他人に対して、厳しい一面も見せました。

お父さんはいかがですか?

父は弁護士で私が子供の頃はかなり長い時間を仕事に費やしていました。それでも、父は家族と家で過ごす時間を作る努力してくれました。父はあまり多くを語りませんが、いつも私たちの支えになろうとしてくれました。
父が見た誰かの良い行いや自分自身の成長過程で感じたことを教えてくれました。当時はあまり気付いていませんでしたが、父は私に有益なアドバイスをたくさんしてくれていました。

褒められて一番うれしかったことは何ですか?

褒められるといつも少し心地悪く感じてしまうのですが、同時に「私が何かいいことが出来た」と認められているとも感じます。
褒められて嬉しかったことはいくつかありますが、覚えているのは、何かが苦手だと感じていても、いつも温かい家族が私を迎えてくれたことです。ほかの家族がするように、私たち家族が喧嘩をしても、結局のところ、私の両親は私の支えになってくれると分かっていました。

友だちとは褒め合いますか?

友だちを褒めようとしていますが、頻度は多くないかもしれません。私にはとても優秀な友だちがいて、本来なら彼らは私からもっと称賛を受けるべきでしょう。
私は友だちが何かをし終えたとき、例えば、友だちが絵を描き終えたり、教材用のテキストを書き終えたりしたときに、彼らをほめたたえます。それだけでなく、彼らが何かを成し遂げたとき、例えば、試験に合格したり、新しい仕事を得たときにも、彼らを称賛します。
友だちにとって何が大切なことかを知ることは私には重要です。そうすることで、私は彼らが重要だと感じていることに、称賛を出来るようになるのです。
私の友だちも同じように私が大切に感じていることについて褒めてくれますが、彼らの方がずっと褒めるのは上手です!
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あなたのお姉さんはあなたのことを褒めてくれますか?

残念ながら、私と姉が互いを褒め合うことはあまりありません。子供の頃、一時期、仲良くしていたことはありますが、疎遠になってしまいました。

ご両親は褒め合いますか?

両親が互いを褒め合っていたかは覚えていません。ですが、二人ともお互いのことを悪く言うこともありませんでした。両親は互いのことを悪く言っているのを、私たち見たり、聞いたりするのは良くないと考えていました。私は両親のこの考えに賛成です。 

Hさんにとって、子どもを褒めることはどういうことだと思いますか?

子どもを褒めることは難しいと感じるかもしれませんが、子どもは両親に認められていると認識する必要があります。子どもは自分の家が安全な場所であると感じる必要があります。そういう家で子どもは成長できるのです。
その一方で、もし子どもをあまりに褒めすぎた場合、本来身に付けるべきスキルなど、子どもの成長を止めてしまうかもしれません。
たぶん、褒めることは重要なことでしょう。ですが、褒めることだけが愛情を示す方法ではありません。支えることも重要なのです。
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日本人についてはどうお感じですか?

多くの日本人にとって、優れていることが標準であると私は感じています。そのため、優れていないと感じれば、褒めるよりも批判が生じてしまうでしょう。
それもいいと思いますが、自信をつけるという意味ではとても難しいのではないでしょうか。特に、子どもたちにとっては。そういう意味では優れているかどうかが褒める基準であるとしたら、子育てには適していないように思います。

他に、何かスウェーデンらしい子育てに環境があれば教えてください。

スウェーデンにはカーリング子育てという言葉があります。カーリングという滑走する石の前の氷を掃き、障害を取り除くスポーツのように、親たちは子どもたちが障害がない状態を確認し、どんなことにも褒めたたえるのです。
子どもたちは何かを達成しなかったとしても、参加したというだけで、トロフィーを手にすることが出来ます。
親たちが子どもを叱るより、先生を怒るということはこの国では普通のことです。例えば、子どもが悪い成績をもらって帰ってくると、先生に電話して、それを変更させたりします。

昔と比べても、子どもたちはより多く褒められていますが、褒められすぎということはないと思います。私は参加トロフィーというアイデアは好きですし、子どもたちは参加してもらえるトロフィーと競争に勝ってもらえるトロフィーの違いは理解していると思います。

私は組織や人に埋もれた資産を価値に変える活動をしています。

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