こんにちは。
ワールドビジネスソムリエ合同会社代表の宮崎香理です。
先週はAMERICAN EXPRESS INSIGHT
-Business Forum 2017
「第2回:現場主義を貫く」に参加しました。
コメダホールディングス 代表取締役社長の臼井興胤氏と吉野家ホールディングス会長の安部修仁氏の講演を聴くべく、熱心な経営者やビジネスオーナーで会場は満席でした。
お二人のお話を伺うのは初めてでしたが、
能力の高さはもちろん
人柄の良さが伝わり、
大変意義深い時間となりました。
簡単ですが、内容を一部シェアします。
忖度(そんたく)
講演中に何度も忖度(そんたく)と口にしたコメダ社長の臼井氏。*意味は他人の気持をおしはかること。
テンポよく進んでいくプレゼンから、輝かしいキャリアを持つ臼井氏の頭の良さ、回転の速さが際立ちました。
コメダ珈琲は13店舗が直営で残りはすべて加盟店であるのが強み。
放っておくと加盟店は離れていくが、ブランドでつなぎ、まとめるのが本部店舗の役割。
アメリカマクドナルドは90%がフランチャイズ。直営店は見本。
コメダ珈琲も直営店を地域の手本にしたい考え。
コメダ珈琲の現場力は問題解決能力であり、目の前のお客様に満足されること。
①即時性
②自己完結性
③柔軟性
21世紀を生き抜く現場力。生産生から創造性へ
21世紀は個別化、パーソナライゼーションの時代。
創造=生命 セガの社是(元セガ代表取締役社長COO)
どこでも同じ品質のビックマック(元日本マクドナルドCOO)が食べられることの価値は低下。
想像力を磨く3つの方法
1.感度を上げる
2.仮説を立てる
3.物語で人に伝える
ロジックとマジック。
21世紀は頭を使って、現場で戦い抜く。
臼井氏が感度を上げるために行っていることは、映画を休みの日に6-8本観ること。
emotion(感情)を上下させる。気持ちの腕立て伏せ。
メモ:臼井氏は木曜日には直営店店舗に立っているそうです。
現場・現物・現人
1972年に吉野家に入社した安部氏。
数字は嘘をつかない
プロとは今を見て、過去が見え、未来が読める人
未来を創るリスクを取る
長所と短所は光と影。
影を小さくするには光も小さくする
1年で100店舗作り、質が下がり、経費は上がった。
変えなくてはいけないものは無数、変えないものを一生懸命考え、それ以外は変える。
1日500人平均 利益5%
BSE問題で2年半、主力商品牛丼を中止。
「いつものサービス、いつもの味」に慣れ親しむヘビーユーザーが大多数だからこそ、信頼を損ねるよりは止めることを選択。
ころころ変わるメニューや方針に「向こう3か月何があっても腹を立てるな!」と従業員へ。
家賃コストの方が高い店は家賃を払い、休店。
短期的ではなく、長期的に考えて決断する。
目標を設定し、翌年から黒字へ。
飲食業で最初にITを導入
一人客が多い吉野家で食べ残しがあるわけがない。
残飯量を入力し、そこから不満を読み取る。
リーダー育成
①社長退任と事業継承
②経営における危険主客転倒
③二頭政治は組織の破滅行為
高いやつは安い、安いやつは高い(二代目社長の言葉)
安部氏の仕事観
・ムダな経験はない
・ピンチは必ず克服する
・挑戦こそが人を育てる
・自分で作り、自分で面白くする
・55歳からが勝負
・成功と失敗 自分で考えた結果、細胞になる
6つの価値観
・うまい、安い、早い
・健全性
・客数増加
・人材育成
・オリジナリティ
・挑戦と革新
全ては人のために
*人はとっさの時は自分のために行うもの。
新サービス
・高齢者向けメニュー
・アルコール提供
・ヘルシーメニュー
トップである限り、難しい局面に動じず、
何をすべきかに注力するお二人は
シンプルでかっこよいと感じました。
私は埋もれた資産を価値に変える活動をしています。
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マスタービジネスソムリエ
MBAマーケティングコンサルタント
代表 宮崎香理
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