ワールドビジネスソムリエ合同会社 オンライン・オフラインの企業研修、コーチング、コンサルティング

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インタビューで知る!世界の子育て【マレーシア編】

こんにちは。 ワールドビジネスソムリエ合同会社代表の宮崎香理です。

突然ですが、質問です。

皆さんは両親や先生に褒められて育ちましたか?

私は両親から褒められた記憶はほぼありません。

中学生の頃に英語でほぼ満点を取ったときもやはり褒められず、「うちの母は褒めてくれないんだ」と察しました。

勉強を強制はされませんでしたが、私立中学のチャンスをくれましたし、子どもたちの主体性を大切に育ててくれた母に感謝しています。

大人になり、母親といろいろと話し合う機会があり、母は子供の頃からがんばりやさんで、長女として家族の中でも苦労していたことを知りました。子どもや夫をあまり褒めないのは彼女自身が子どもの頃から両親や祖父母から褒められたことがないからかもしれないと感じました。

言葉で子どもに説明する方法が分からなかったのかもしれません。

誰かにされたことがないことを自分が誰かにすることは簡単なことではありません。

時代が変わり、褒め育という言葉も見聞きするようになる一方で、虐待のニュースを見聞きすると、心が張り裂けそうになります。

「褒める」がもたらす効果は家庭だけでなく、職場でも非常に高いと私自身は感じているので、ワークショップや講演を通して広めていきたいと思っています。 褒め上手、受け取り上手な大人を増やして、日本中に笑顔が少しでも増やせたら嬉しいです。

インタビューで知る!世界の子育て【マレーシア編】

前置きが長くなりましたが、「我慢強さ」や「謙虚さ」が美徳である日本人と比較して、世界の子育てはどうなのだろうかと思い、外国人の友人にインタビューやアンケートを取らせてもらうことにしました。

第四回はマレーシア編です。

マレーシアの国旗

Kさんは様々な活動をされていますが、日本に留学経験もあり、日本の自動車メーカーの通訳としても活躍中の一家の大黒柱。日本人を祖母に持つ奥様との間に12才の息子さんがいます。
Kさんとは4年前に海外の講師が務めるセミナーで知り合いましたが、まだまだ知らないことが多く、とても刺激を得ました。
今回、私が特に注目したキーワードは「次は何?」です。

それではお楽しみください。

ご両親はKさんが子どもの頃、どのように褒めてくれましたか?

あまり褒めてくれなかったです。褒めてくれたことがないかもしれません。

何かで成功して、嬉しいから報告しても、父親から「次は何?」と必ず言われる。

「これは達成したね。次は何したい?」

「○○はもっとすごいことやってるよ。」

褒めてほしいと思って、報告するけど、褒めてくれない。

両親に認めてほしいと思うのは私だけじゃないと思うのですが・・・

子どもの頃、褒められないことによって、どう思ってましたか?

よく分かりませんでした。
小さい頃はいつか褒めてくれると思って、報告し続けました。

大人になってからはどうですか?

大人になって、テレビで77回、カンフーで出たことがあるが、
両親は毎回一緒に見ていたそうですが、私を褒めてことはありません。

母は「テレビ見たよ」と言うが、父からはテレビを見たと言われたことがない。

大人になってもなかなか認めてくれませんね。

お父様の「次は何?」はKさんのやる気を奮い立たせたようにも感じますがいかがでしょうか。

そうですね。両親が私を褒めてくれないのも僕には良かったかもしれません。

父はいつも「次は何?」と言い、何かを達成しても、「次は何?」と聞きました。

もし、「良くやった!次は何?」だったら、どうなっていたと思いますか?

もっと大きなことが出来ていたと思います。

私はわけあってマレーシアの首相のオフィスに8回かお邪魔したことがあります。
それはとても難しいことで自分でもすごいと思いましたが、それを伝えたときも
父は「そっか。プチンのところにはいつ行くんだい?」と聞いてきました。

もっと難しいな。また褒めてくれないな。と思いました。

お話を伺っていて思い出したことがあります。
私の母親は4人兄弟の長女で、家の手伝いも兄弟の世話も小さな頃からしていたようです。
ですが、いくら努力しても、母は両親や祖父母から褒められることなく大人になり、
子どもの褒め方が分からないのかもしれないと感じたことがあります。

Kさんのお父様は子どもの頃、ご両親に褒められていたと思いますか?
もしかしたら、お父様も私の母と同じ頑張り屋さんで、
出来ることが当たり前で育ち、褒められたことがあまりなく、
褒め方が分からないのかもしれないと感じました。

香理(私)の言う通りかもしれません。

祖父も父にとても厳しく接していました。

兄弟が喧嘩をしていたら、父がたたかれていました。

父が私にしていたことは父が祖父にされていたことと同じですね。

父も祖父に褒められたことがないから、子どもの褒め方を知らないのかもしれません。

父はプライドが高いし、褒められたいと思ってもいないかもしれません。

父も僕も長男です。

Kさんは友だちとは褒め合いますか?

子どもの頃はあまり褒め合っていなかったと思います。

マレーシアの国民性なのかもしれません。

むしろ、中学の頃は先輩や先生にいじめらていました。

大人になって私の人生を変えたあるセミナーに参加して、褒めるようになりました。

留学していた旭川でも特に褒め合ってはいないと思います。

日本人も日本人をあまり褒めない印象があります。

最初の6か月は旭川の人の言葉が分かりませんでしたが、
半年から1年後には日本人のように話せるようになり、
周りの人が私を日本人だと思うようになったのは嬉しかったです。

ご両親は褒め合いますか?

すっかり忘れていましたが、聞かれて思い出しました。
両親の結婚30周年のお祝いに家族で食事をしていた時に、
父は「この嫁さんがいるからここまで来れた」と言っていました。
それ以前にも父は母を褒めていたかもしれませんね。

Kさんはご夫婦で褒め合いますか?

はい。日常的に褒めています。

奥さんはケーキ作りが得意です。

「いい匂いだね。上手になってきたね。」とよく褒めています。

僕は甘いものが好きではありませんが、妻が新しいケーキを作ったら食べるようにしています。

甘いものが苦手な夫が自分のケーキを食べることは彼女には喜びだと思います。

彼女が頑張っていることに対する私なりの褒め方であり、認め方です。

私は言葉だけでなく、行動でも示すようにしています。

自分が得意とすることを旦那さんが認めてくれるのは嬉しいものですよね。
しかも苦手なのに食べてくれるのは。行動が大切なのですね。

はい。行動を褒めることで成長を促すことが出来ます。

それは家族だけでなく、友だちも同じです。

結婚して長いですが、今もずっと妻と一緒にいたいと思っています。

私のミッションは「自分の周りの人が自分の人生を生きられるようにする」です。

私だけでなく、皆で成功したいと思っています。

皆の中には家族だけでなく、友だちや生徒も含まれています。香理(私)もね。

Kさん自身は子育てをどのような方針でされていますか?

実は、私も父や祖父と同じように、最初は我が子を叩いたり、辛くあたっていました。
そのまま、彼らと同じことをするところでしたが、
私の人生を変えたセミナーに3日間参加してからは
そういったことはなくなりました。

子どもが3歳の頃でした。

当時は自然に手を出していましたが、今は褒めていますよ。

子どもは私によく相談してくれます。

私は子どもの頃、父に相談したことはありませんでした。

今も帰省しても父の話を聞くだけで、父は私の話にはあまり関心がないようです。

最近、父も褒めてもらいたいのかもしれないと思うようになり、
父の話を聞いて、褒めるようにしました。

75歳の父はあまり歩けませんが、父はすごいことをしてきたので、それを褒めるようにしています。

今では考えられませんが、Kさんもおじい様やお父様と同じようにお子さんに接していた時があったのですね。
褒めるようになってから、息子さんがKさんを頼りにされているようで良かったです。

お父様を褒められるようになったのは素晴らしいですね。
例えばどのようなことを褒められるのですか?

テレビに77回も出演出来たカンフーは父が勧めてくれたので、「父のおかげだよ」と伝えたり。

「いつも「次は何?」と聞いてくれるから、次の成功のために挑戦できたんだよ。」と伝えたり。

先月、帰国した時に両親を褒めました。

本当に最近の出来事なんです。

こういうことがあったから、私の人生は良くなったと両親にたくさん感謝の気持ちを伝えました。

二人の反応はいかがでしたか?

二人の反応はふ~んという感じでした。

受け取り方が下手なのだと思います。

ですが、父はすごく嬉しそうにみえました。

また、私に質問もしてくれるようになりました。

心の奥底にはありがとうと思っていると思います。

誰かを変えることは難しいですが、自分を変えることは出来ます。

自分が変われば、相手も変わると思います。

息子さんにはどのように育ってほしいと思っていますか?

たくさん失敗をしてほしい。

「失敗から学ぶことが大事だ」と伝えています。

挑戦したら、挑戦したことに対していつも息子を褒めている。

私は小さいとき、間違えたらいつも両親に怒られていました。

息子には失敗から学んで次に挑戦してほしいです。

話を聞いて褒めてから、次を促しています。

「良くやったね!これが出来たから、次は何する?」

やりたいことをやらせてあげようと思っています。

また、息子の練習や挑戦に付き合っています。

今もまさにそうですが、仕事で家を離れることが多いので、家にいるときは家族と過ごすことにしています。

Kさんにとって、褒めたり、褒められたりということはどういう効果があると思いますか?

関心があることを見せると、力を増すので、褒める力はそこにあると思う。

相手に関心を持ち、褒めたら、相手の強みがさらに強くなりますよね。

それが褒める最大の効果だと思っています。

最後に、日本人について感じていることを教えてください。

私が長年お世話になっている某日本企業のある工場で働く皆さんは家族のような感じで褒め合っています。

「良かったね」「良くできたね」と褒めているのです。

小さく古い工場なのに、大きい会社でも考えないようなことが出来ています。

チームワークのおかげなのか、褒める力なのか。

褒め合う効果が成果を生み出しているのを間近で見ています。

製品の質も非常に良いと評判です。

日本ではあまり見聞きしないような褒め方をし合っています。

まさに私の人生を変えたセミナーで学んだ通りのことが実践されています。

ここでは褒められた人は「ありがとうございます。」と受け取ります。

今関わっている日本企業のある工場は香理(私)が理想とするものだと思います。

ここでは毎日誰かが誰かを褒め、人間関係も大変よく、小さい組織ながら、
大きな組織に匹敵するような良い成果を出しています。

日常的に職場で褒め合うことで、より良い成果を生み出せている素晴らしいケースの一つだと思います。

そんな環境で働けることに感謝しています。

私は組織や人に埋もれた資産を価値に変える活動をしています。

あなたのお悩みや課題に応じて、ビジネスソムリエとして最適のサービスをご案内します。

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