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インタビューで知る世界の子育て【韓国編】

こんにちは。

ワールドビジネスソムリエ合同会社代表の宮崎香理です。

突然ですが、質問です。 皆さんは両親や先生に褒められて育ちましたか?

私は両親から褒められた記憶はほぼありません。

中学生の頃に英語でほぼ満点を取ったときもやはり褒められず、「うちの母は褒めてくれないんだ」と察しました。

勉強を強制はされませんでしたが、私立中学のチャンスをくれましたし、子どもたちの主体性を大切に育ててくれた母に感謝しています。

大人になり、母親といろいろと話し合う機会があり、母は子供の頃からがんばりやさんで、長女として家族の中でも苦労していたことを知りました。 子どもや夫をあまり褒めないのは彼女自身が子どもの頃から両親や祖父母から褒められたことがないからかもしれないと感じました。

言葉で子どもに説明する方法が分からなかったのかもしれません。

誰かにされたことがないことを自分が誰かにすることは簡単なことではありません。

時代が変わり、褒め育という言葉も見聞きするようになる一方で、虐待のニュースを見聞きすると、心が張り裂けそうになります。

「褒める」がもたらす効果は家庭だけでなく、職場でも非常に高いと私自身は感じているので、ワークショップや講演を通して広めていきたいと思っています。 褒め上手、受け取り上手な大人を増やして、日本中に笑顔が少しでも増やせたら嬉しいです。

インタビューで知る!世界の子育て【韓国編】

前置きが長くなりましたが、「我慢強さ」や「謙虚さ」が美徳である日本人と比較して、世界の子育てはどうなのだろうかと思い、外国人の友人にインタビューやアンケートを取らせてもらうことにしました。

第十五回は韓国編です。

Gさんは高校時代に日本語検定1級(通称N1)を取得し、今年、京都のK大学を卒業した23歳。4月からは日本最大通販サイトのR社で勤務しています。韓国語と日本語だけでなく、英語や中国語も堪能。優秀なだけでなく、性格も良い彼女はご両親にどのように育てられたのでしょうか。

それではお楽しみください。

Gさんのご両親は現在褒めてくれますか?

はい。母親は今の状況を褒めてくれるというよりは私を励ましてくれます。離れて住んでいて、褒める機会が少ないことも関係しているかもしれません。週1回、ラインのようなSNSでメールのやり取りをします。
父親とは最近は連絡をよく取っていて、20分、長いときは40分くらい、電話でいろいろな報告をしています。「あなたが今まで頑張ってきたから今がある。次に向けてスタートできるんだよ。」と言ってくれます。

小さいときはいかがでしたか?ご両親は褒めてくれましたか?

母親は褒めてくれましたが、父親は厳しかったです。

Gさんのお母さんはGさんが小さいとき、どのように育ててくれましたか?

母は教育熱心で、宿題を終えると、また、小テストの成績のことで、褒めてくれました。小学生の時はテコンドー、ピアノ、美術、クラリネット、囲碁などを習っていました。私が興味を持ち続けられるように、母親は戦略的に褒めてくれたのではと思います。「すごく上手ね。どんどん色の使い方がうまくなっているじゃないの。」と絵を褒めてくれたり、お小遣いをくれて、嬉しくなって、頑張っていました。
習い事の中で一番好きなのは絵を描くことでした。母親が地域大会を探して、「Gなら絶対いける!」と励ましてくれて、実際に受賞することが出来ました。その結果、学校で絵を描く機会も得ることが出来ました。今も趣味で絵を描いているのは絵と関連する思い出はすべてポジティブだからかもしれません。母親が褒めてくれたから、楽しく描き続けられたというのはあると思います。母は私にモチベーションを与え、支えになってくれていました。
褒められることがなかったためか、囲碁には興味を持てず、続きませんでした。囲碁が得意な4歳下の弟はずっと囲碁を学んでいました。

Gさんのお父さんはGさんが小さいとき、どのように育ててくれましたか?

父親は仕事で忙しくて、あまり子育てに関わる時間がありませんでしたが、家の中の何かを壊すなど、私たちに問題があれば、父親が私たちと話すという感じだったので、父親は厳しい人という印象が今もあります。
小学生の時に英語のスピーチ大会の予選に通ったものの、本選で受賞できなかった時に、父に「やるからには記録を残せ」と怒られたことを今でも覚えています。当時は過程を褒めることなく、結果で判断する父の態度に悲しくなりました。
そんな父は私が高校生の時に独立して事業を始め、その頃から父親とも「今後どうする?」という私の人生についてなど、話すようになりました。計画や方向性を決めるときは母よりも父に相談することが多いです。

ご両親に褒められて、最も嬉しかったことは何ですか?

今明確に思い浮かぶことはありませんが、母はいつも過程を褒めてくれたので、「あと一歩!」と頑張ることが出来ました。父が私を褒めるときは「次にいけるようになったね」と、私が達成したことを褒めるというよりは次を強調することの方が多かったと思います

Gさんは友だちを褒めますか?

私は友だちをめちゃくちゃ褒めるので、「Gはいつも褒め上手だね」と言われます。「私を見て、理解して褒めてくれるから心に響く」と喜ばれたことがあります。私はいろいろな人の良さを知り、吸収したいので、話を聞いて、事実を褒めるようにしています。相手を観察して、尊敬する部分をそのまま口にすれば、褒めるという行為になります。
大学受験が終わって、大学に入学し、いろいろな人がいることに気付いて、相手を褒めるようになりました。日常的に相手を褒めていますが、先に私が相手を褒めると、場の雰囲気が和らぐ気がします。

Gさんの友だちはGさんを褒めてくれますか?

はい。私が「褒め上手」だと気づかせてくれました。「Gは勤勉じゃないけど、やらなきゃと決めた時の実行力と集中力がすごい」と褒められました。寮のアクティビティにも積極的に参加していたので、そういった姿や、負けず嫌いなのでスポーツも男子学生と競い合っていた点が褒められました。語学力について褒められることもありますが、語学は手段に過ぎないので、語学でどう活用するか、使いこなす能力を今後褒められたいところです。

ご両親はお互いに褒め合いますか?

いいえ。二人は考えや価値観が異なることが多く、お互いに指摘しあったり、いじりあってます。二人は褒め合うことはありませんが、仲が良いと思います。

兄弟とはお互いに褒め合いますか?

私は長女で4歳下、7歳下に二人の弟がいます。褒め合うことはなく、ダメ出しをすることが多かったです。ただし、困ったときは助け合います。数学が得意で韓国で1位になったこともある弟に数学を教えてもらったこともあります。

日本人についてどう思いますか?日本人の友だちはGさんを褒めてくれますか?

私は複数の大学の学生が入居している学生寮に入っていて、そこで知り合った日本人の友だちは私をたくさん褒めてくれました。大学の友達も「日本語がうまいね」「運動ができるね」など、褒めてくれましたが、お世辞に聞こえてしまうことが多かったです。もちろん、「ありがとう」と感謝はするのですが、誰でも言える褒め方だと思っていました。
褒めるという行為は私にとって、相手を観察することが大前提なのですが、寮生の友達から褒められたときは、私はもっとこの特性を生かせるのかなと考えさせられ、わくわくしました。私が褒め上手でたとえ話が上手だと気づかせてくれたのも寮生でした。私は全くそのことに気付いていなかったので嬉しかったです。
今日お話をさせて頂いて、もっと友だちや周囲の人を褒めたいと思いました。

子育て中のご両親、学校の先生だけでなく、外国人を採用する企業の人事部にお勤めの方や経営者の方にも本インタビューがお役に立てば幸いです。 私は組織や人に埋もれた資産を価値に変える活動をしています。 あなたのお悩みや課題に応じて、ビジネスソムリエとして最適のサービスをご案内します。 ご相談はお気軽に。

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