こんにちは。
ワールドビジネスソムリエ合同会社代表の宮崎香理です。
育成スキルの重要性
業界を問わず、人材不足が叫ばれる昨今、リーダーにますます求めらる部下の育成スキル。
皆さんは育成スキルに自信がありますか?
良い人材を採用しつつ、今いる人材を人財に変える努力こそ必要です。
少人数精鋭の組織やチームにするために、一人ひとりにパフォーマンスを上げてもらいませんか?
部下や組織を変える鍵はリーダーが握っています。
クオリティが売り上げにつながる
一人ひとりがより良い仕事を効率的に行うことで、組織全体のクオリティが上がります。
そのクオリティの良さが売上に繋がるので、決して営業部門だけが売上を作るわけではありません。
離職率が高い会社だと、クオリティまで手が回りません。
育成スキルの中でも最も大切とも言えるのが部下の正しい褒め方です。
ではどのように褒めれば良いのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。
周りに手本がいなくても褒め上手になれる
皆さんの上司はやる気が上がるように皆さんを褒めてくれますか?褒めてくれましたか?
新入社員だった頃、中間管理職だった頃、信頼できる上司と巡り会えましたか?
もし、過去に一人もお手本となる上司を持つ機会がないまま、指導する立場になった人がいたとしたら、試行錯誤で日々過ごされてるのではないでしょうか?
部下を育てることが上手であれば、皆さんの評価も上がります。
また、皆さんもリーダーとしてより多くの方を導く自信にもなることでしょう。
ご自身が上司に褒められたことがない、という方も褒め上手になれます。
どうぞ安心して、読み進めてください。
褒める効果
褒める効果を簡単におさらいしておきましょう。 大きく分けると3つ。
1.リーダーが期待する効果を得られる
急がば回れ。正しく褒めることが出来れば皆さんに戻ってきます。
また、一人ひとりが本来持つ能力を発揮すれば、良いチームになり、リーダーの負担が圧倒的に減ります。
2.売上アップ
お客様に貢献して売り上げに繋がれば会社やリーダーはもちろん、本人だって大喜びです。
3.離職率低下
ただでさえ人材不足なのに、離職者が一人でも出ると大変ですよね。
離職する必要がない職場にするかどうかはリーダーの手腕にかかっています。
リーダーが部下を褒めることを恐れる理由
日本人が他人を褒められない理由 褒める=ごますり?にも書きましたが、褒めることは相手にごまをする行為ではありません。また褒めることであなたのプライドに傷はつきません。
子どもも部下も褒めるタイミングと褒める理由が大事です。
これはしかり方にも共通して言えることです。
ここを誤ると、褒められないと自信をなくしたり、達成意欲を失うような部下の育成になり兼ねません。
褒めるタイミングと理由
具体的には「努力して達成できたことを部下本人が自覚しているとき」です。
特に男性が部下の場合は達成したことを大いに褒めましょう。 どんなに忙しくても、何でも、このタイミングを失わないようにしてください。
なお、女性が部下の場合は、達成できなかった場合でも努力を認めましょう。
ここを誤るとリーダーの皆さんは後悔することになりますから、どうぞ気を付けてください。
男女脳についてはこちらも併せてごらんください。
NEC東北支社様 女性セミナー「男性脳と女性脳の違いを知り、職場で活かす方法」編
*子どもを褒めるときも同じです。私は友だちの子どもを褒めるときはハイタッチをします。
言葉だけでなく、体を使うとさらに効果的です。もっと褒められたいから、何度も同じことをする子どもを皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか?
傾聴コンサルタントが伝授!子どもを褒める理由もご参考に。
期待しているよ
部下の成長を止めないために必要な魔法の言葉。
それが「期待しているよ」です。
この一言が出てこないために、知らずに部下の成長を止めているリーダーがいます。
そして、最悪の場合、褒めたのがいけなかったと、褒めるのを止めてしまうケースも。
ぜひ、部下の皆さんが次の目標を持てるように、正しく褒めてください。
相手に伝わる褒め方
傾聴コンサルタントが伝授!褒め方いろいろ。アクション編。にも書きましたが、下記3つのアクションは効果的です。
1.拍手する
2.ハイタッチする
3.いいねする
傾聴コンサルタントが伝授!褒め方いろいろ。基本編。にも上げたように、褒める基本3要素があります。
1.相手の名前を入れる
2.褒めたいことを具体的にする
3.どう感じたかを述べる
子どもも部下も、相手の名前を入れて、具体的に褒めて、どう感じたかまで伝えてこそ、正しい褒め方と言えます。
さらに、ハイタッチや拍手も加えれば、視覚的にも伝わります。
同じ体験をしたいから、次のゴール(期待されていることや自分で決めた目標)に向かって、全力で積極的に取り組めるようになるのです。
手がかかると思われますか?面倒ですか?
時間にすれば、何分もかかりません。
失敗を次のチャレンジに向かわせるしかり方
褒めることだけしていたいですが、時には部下が失敗をするかもしれません。
その時のしかり方も部下を育成する大事なポイントです。
何がどう間違えていたかを考えることや対策を練ることは言うまでもありません。
相手のやる気を徹底的にそいでしまうような、チャレンジできなくなるようなしかり方をしないことが大事です。 そうならないためにも、サンドイッチしてしかりましょう。
詳しくは 今日から始めるすごいマネジメントスキル。部下の行動を促すコツ『Compliment Sandwich』 をお読みいただければと思いますが、批判的なことや本当に言いたいことを相手に伝えたいなら、最初と最後に何か良いことを言ったり、褒めたりしましょう。ということです。
本記事が皆様の育成スキルに少しでもお役に立てたら幸いです。
今日から、意識してぜひ取り組んでみてください。
ご相談はお気軽に

褒めることがもたらすメリットは職場、教育現場、子育てなどに関わらず、非常に大きいです。
家庭や職場でご自身が褒められたことがないという方も多いかもしれません。
そういった場合は、褒める研修やセミナーを取り入れることをぜひご検討ください。
与え上手、受け取り上手に変身!「褒め+褒められ」慣れセミナー
講演依頼もどうぞお気軽にお問い合わせください。
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ワールドビジネスソムリエ合同会社 代表 宮崎香理